■ ID | 727 |
■ 種類 | 学会発表 |
■ タイトル | GC/MS による花卉の残留農薬の定量 |
■ 著者 | 塩谷奈美
新潟薬科大学 鈴木和将 埼玉県環境科学国際センター 小瀬知洋 新潟薬科大学 川田邦明 新潟薬科大学 |
■ 出版元 | (社)日本水環境学会 |
■ 出版年 | 2009 |
■ 誌名・巻・号・年 | 第44回日本水環境学会年会、平成22年3月16日 |
■ 抄録・要旨 | 花卉は野菜等の農作物と同様にその生産過程において農薬が使用されている。しかし、他の農作物とは異なり、花卉については残留農薬の基準値がなく、その測定方法も確立されていない。そこで、三大花卉とされているカーネーション、キク及びバラを用いて、実際に流通する花卉に残留する農薬濃度の測定を行ったので報告した。
添加回収実験の結果、一部を除き、回収率が70%以上と概ね良好な結果が得られた。そこで、実際に流通する花卉について残留する農薬濃度の測定を行った結果、中国産のカーネーション♯1からシペルメトリンが190μg/kg、ケニア産のバラ♯1からシペルメトリンが580μg/kg、また、新潟産のキクからフェニトロチオンが1,000μg/kg検出された。このうち、殺虫剤シペルメトリンは産地の異なる複数の花卉から検出された。今後さらに異なる産地の花卉及び農薬を対象として測定を行っていく予定である。 |
■ キーワード | 花卉, 残留農薬, GC-MS分析, 濃度測定, 測定精度, 定量分析 |
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